- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
- 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞のICD10別患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
- その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数
| 年齢区分 | 0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | - | 20 | 34 | 61 | 114 | 222 | 541 | 862 | 830 | 207 |
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100070xxxxxxxx | ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く） | 52 | 18.5 | 15.35 | 0.0% | 64.1 | |
| 040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（15歳以上） 手術なし 処置2なし | 50 | 19.2 | 14.34 | 6.0% | 77.6 | |
| 040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 定義副傷病なし | 27 | 20.4 | 21.69 | 14.8% | 88.6 |
内科における患者数上位１位、２位の２型糖尿病、肺炎(手術なし)の平均在院日数は、全国のそれより３～５日長く、第３位の誤嚥性肺炎は全国平均より約１日短くなっています。
呼吸器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（15歳以上） 手術なし 処置2なし | 112 | 18.2 | 14.34 | 4.5% | 74.6 | |
| 040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 定義副傷病なし | 25 | 23.8 | 21.69 | 8.0% | 83.2 | |
| 040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし | 19 | 13.8 | 15.00 | 5.3% | 77.6 |
呼吸器科における患者数上位１位,2位の肺炎（手術なし）、誤嚥性肺炎(手術なし)の平均在院日数は、全国のそれより２～４日程長く、第３位の肺の悪性腫瘍（手術なし）は全国平均より１日強短くなっています。
消化器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060100xx03xx0x | 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む） 内視鏡的消化管止血術等 定義副傷病なし | 250 | 2.1 | 2.76 | 0.0% | 66.7 | |
| 060100xx99xxxx | 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む） 手術なし | 53 | 2.3 | 2.93 | 0.0% | 77.0 | |
| 040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（15歳以上） 手術なし 処置2なし | 37 | 15.6 | 14.34 | 8.1% | 79.2 |
消化器内科における患者数上位疾患は、大腸ポリープを内視鏡的に切除する症例が圧倒的に多く、平均在院日数も2.1日と全国平均よりやや短くなっております。
循環器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 処置1あり | 22 | 2.0 | 2.07 | 0.0% | 58.2 | |
| 050130xx99000x | 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 定義副傷病なし | 18 | 52.5 | 18.30 | 0.0% | 83.0 | |
| 040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（15歳以上）手術なし 処置2なし | 11 | 58.8 | 14.34 | 9.1% | 75.5 |
循環器内科では患者数第１位が睡眠時無呼吸症候群（終夜睡眠ポリグラフィー検査あり）ですが、第２位に心不全（手術なし）、第３位に肺炎（手術なし）となっています。心不全の平均在院日数が、全国のそれに比べ非常に長いため、短縮に努めています。
外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060160x002xx0x | 鼠径ヘルニア（15歳以上）ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 定義副傷病なし | 45 | 3.0 | 5.14 | 0.0% | 68.9 | |
| 060330xx02xxxx | 胆嚢疾患（胆嚢結石など） 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 37 | 8.4 | 6.96 | 5.4% | 66.0 | |
| 060340xx03x00x | 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 処置2なし 定義副傷病なし | 28 | 9.8 | 10.93 | 7.1% | 77.7 |
外科における患者数最上位疾患は、鼠径ヘルニア（手術あり）で、平均在院日数は全国平均より2日強短くなっております。第２位の胆石症に対する治療（胆のうを鏡視下に切除）では、平均在院日数は全国平均より約１日強長く、３位の胆管（肝内外）結石（手術あり）での平均在院日数は全国平均より約１日短くなっています。
整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む） 手術なし 定義副傷病なし | 42 | 23.4 | 21.52 | 9.5% | 79.8 | |
| 160800xx01xxxx | 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 27 | 36.8 | 28.70 | 44.4% | 85.7 | |
| 160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし | 13 | 17.6 | 5.70 | 15.4% | 67.5 |
整形外科は胸椎や腰椎の圧迫骨折が最も多く、平均在院日数は全国平均と比べ約２日長いだけです。第２位の症例である大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭置換術や、第３位の前腕の骨折に対する手術の在院日数は各々約８日、約１２日全国平均と比べ長い為、短縮するよう努めています。
眼科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手体の疾患 手術あり 両眼 | 160 | 10.9 | 8.42 | 0.0% | 77.0 | |
| 020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 131 | 4.5 | 3.01 | 1.5% | 74.3 | |
| 020200xx99x4xx | 黄斑、後極変性 手術なし 処置2＿4あり | 25 | 2.1 | 2.53 | 0.0% | 75.6 |
当院では１人体制で眼科一般の診療を行っており、白内障の手術を主に行っています。
白内障手術は基本的に入院で実施しており、患者数第１位の白内障両眼手術の平均在院日数は全国平均より約2.5日、第２位の片眼手術では約1.5日長くなっています。第３位の黄斑変性（手術なし）での平均在院日数は、ほぼ全国平均と変わりません。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準（※） |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | 29 | 12 | - | 16 | - | 16 | 1 | 第6版 |
| 大腸癌 | - | 25 | 30 | 11 | - | 21 | 1 | 第6版 |
| 乳癌 | - | 23 | - | 13 | - | - | 1 | 第6版 |
| 肺癌 | - | - | 20 | 37 | 12 | - | 1 | 第6版 |
| 肝癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数で、患者数が10未満の数値には「－」としています。
平成27年度の部位別の初発5大癌のUICC病期分類ならびに再発患者数を集計いたしました。
UICC 病期分類とは、UICC 病期分類国際対がん連合によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の 3つのカテゴリによって各がんをⅠ期（早期）からⅣ期（末期）の 4病期（ステージ）に分類するものです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 重症度 0 | 49 | 16.2 | 63.0 |
| 重症度 1 | 80 | 19.5 | 82.4 |
| 重症度 2 | 42 | 29.2 | 81.2 |
| 重症度 3 | 12 | 44.8 | 82.9 |
| 重症度 4 | - | - | - |
| 重症度 5 | - | - | - |
| 不明 | - | - | - |
重症度4および重症度5につきましては、患者数が10未満のため「－」としています。
市中肺炎とは、通常の生活を送る中でかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン（日本呼吸器学会）による重症度分類を用いて集計していますが、重症度1から5にかけて重症度が高くなります。重症度が高くなるにつれ、平均在院日数も長く、患者さまの平均年齢も高齢となっています。
脳梗塞のICD10別患者数等
| ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G45$ | 一過性脳虚血発作及び関連症候群 | - | - | - | - | - |
| G46$ | 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 | - | - | - | - | - |
| I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 16 | 36.3 | 78.4 | 31.3% |
| その他 | - | - | - | - | ||
| I65$ | 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの | - | - | - | - | - |
| I66$ | 脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの | - | - | - | - | - |
| I675 | もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> | - | - | - | - | - |
| I679 | 脳血管疾患，詳細不明 | - | - | - | - | - |
脳梗塞（発症から3日以内）以外の傷病につきましては、患者数が10未満のため「－」としています。
脳梗塞の病型別の患者数を集計しました。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
消化器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術（長径2cm未満） | 238 | 0.6 | 1.5 | 0.4％ | 66.9 | |
| K7212 | 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術（長径2cm以上） | 23 | 0.9 | 1.7 | 0.0％ | 68.6 | |
| K664 | 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） | 19 | 8.3 | 23.9 | 36.8％ | 81.0 |
消化器内科で実施する手術で1番目と2番目は、大腸ポリープに対して内視鏡的に治療を行うものが多くなっています。
3番目の手術は、様々な疾患などで食事が難しくなった患者さまに対し、胃に穴をあけ直接栄養を入れるための手術です。
外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ｋ672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 53 | 1.5 | 6.8 | 3.8% | 64.3 | |
| K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 45 | 0.4 | 1.6 | 0.0% | 68.9 | |
| Ｋ688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 35 | 1.0 | 10.1 | 11.4% | 76.5 |
当院では患者さまの身体への負担が少ない、腹腔鏡を使った手術に積極的に取り組んでおり、腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も実施数が多く、平均8.3日で退院しております。
次で鼠径ヘルニア手術となっております。
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ｋ0462 | 骨折観血的手術（前腕、下腿、手舟状骨） | 24 | 3.5 | 20.4 | 8.3% | 70.0 | |
| Ｋ0461 | 骨折観血的手術（肩甲骨、上腕、大腿） | 15 | 3.1 | 22.3 | 13.3% | 75.5 | |
| Ｋ083 | 鋼線等による直達牽引 | 11 | 0.5 | 36.5 | 54.5% | 87.7 |
整形外科で行われる手術のうち、最も大きな割合を占めるのは骨折症例です。その他の骨折症例では、大腿骨頚部骨折に対する骨接合術や人工骨頭置換術等も積極的に実施しております。
眼科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ｋ2821ﾛ | 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他） | 286 | 1.0 | 6.0 | 0.7% | 75.6 | |
| - | - | - | - | - | - | - | |
| - | - | - | - | - | - | - |
水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他）以外の手術につきましては、患者数が10未満のため「－」としています。
当院では１人体制で眼科一般の診療を行っており、白内障の手術を主に行っています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
| 異なる | 10 | 0.35% | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 13 | 0.45% |
| 異なる | - | - | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 18 | 0.62% |
| 異なる | - | - |
各傷病名について、患者数が10未満の数値には「－」としています。
平成27年度に播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置の合併症で算定した患者数を集計しました。
平成27年度に当院を退院した患者数は2,891人です。
各症例の発生率は
10（播種性血管内凝固症候群（DIC）の患者数）÷2,891（退院患者数）＝0.35％。
13（敗血症の患者数）÷2,891（退院患者数）＝0.45％。
18（手術・処置等の合併症の患者数）2,891（退院患者数）＝0.62％。
10歳未満につきましては、患者数が10未満のため「－」としています。
当院が位置する直方市は、高齢化率が約30.3％（平成26年度）と全国平均（26.0％）より高いため、入院患者の年齢層は60代以上が大半を占めており、60代以上の入院患者の占める割合は84.4％となっています。