10歳未満につきましては、患者数が10未満のため「－」としています。当院が位置する直方市は、高齢化率が約33.26％（令和4年度）と全国平均（28.9％）より高いため、入院患者の年齢層は60代以上が大半を占めており、60代以上の入院患者の占める割合は85.6％となっています。

内科における患者数第１位の重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患の平均在院日数は、全国平均のより19日長く、第２位の誤嚥性肺炎の平均在院日数は、全国平均より23日ほど長くなっています。

呼吸器内科における患者数１位は肺の悪性腫瘍に対する化学療法目的の入院となっており、平均在院日数は全国平均より1日長くなっています。第2位の誤嚥性肺炎の平均在院日数は、全国平均より13日ほど長く、第3位の間質性肺炎は全国平均より7日ほど長くなっています。

消化器内科における患者数第1位は小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）の 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術となっており、平均在院日数は全国平均と比べて若干短くなっています。第2位の憩室性疾患 の平均在院日数は、全国平均より短くなっています。

循環器内科では患者数第1位に心不全（手術なし）となっています。心不全の平均在院日数が、全国のそれに比べ非常に長いため、短縮に努めています。第3位以下は患者数が10未満でした。

外科における患者数第1位は、鼠径ヘルニアに対する手術に対する入院で、平均在院日数は全国平均と比べてほぼ変わりません。第2位は胆のう結石に対する手術となっており、平均在院日数は全国平均より約4日長くなっております。第3位は、胆管結石症に対する治療となっており、平均在院日数は全国平均より約2日長くなっております。

整形外科は大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭置換術が最も多く、平均在院日数は全国平均と比べ約35日ほど長くなっています。第2位は胸椎、腰椎圧迫骨折となっており、平均在院日数は全国平均より約15日長くなっております。第3位以下では患者数が10未満でした。

当院では１人体制で眼科一般の診療を行っており、白内障の手術を主に行っています。白内障手術は基本的に入院で実施しており、患者数第１位の白内障両眼手術の平均在院日数は全国平均より約6日、第２位の片眼手術では約2日長くなっています。第3位以下は患者数が10未満でした。

初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数で、患者数が10未満の数値には「－」としています。令和3年度の部位別の初発5大癌の病期分類ならびに再発患者数を集計いたしました。UICC 病期分類とは、UICC 病期分類国際対がん連合によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の 3つのカテゴリによって各癌をⅠ期（早期）からⅣ期（末期）の 4病期（ステージ）に分類するものです。

重症、超重症、不明につきましては、患者数が10未満のため「－」としています。市中肺炎とは、通常の生活を送る中でかかる肺炎のことであり、当院では「中等症」の方が最も多く、次いで「軽症」の方となっております。重症度が高くなるにつれ、平均在院日数も長く、患者さまの平均年齢も高齢となっています。

令和3年度においては各傷病名について、患者数が10未満でした。

消化器内科で実施する手術で1番目は、大腸ポリープに対して内視鏡的に治療を行うものが多くなっています。

当院では患者さまの身体への負担が少ない、腹腔鏡を使った手術に積極的に取り組んでおり、腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も実施数が多く、平均約10日で退院しております。

整形外科で行われる手術のうち、最も大きな割合を占めるのは骨折症例です。骨折症例では、大腿骨頚部骨折に対する骨接合術や人工骨頭置換術等も積極的に実施しております。

水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他）以外の手術につきましては、患者数が10未満のため「－」としています。当院では１人体制で眼科一般の診療を行っており、白内障の手術を主に行っています。

各傷病名について、患者数が10未満の数値には「-」としています。