放射線科

診療・各部門

検査画像に関することであれば可能な範囲でコンサルトや検査前後の相談に乗らせて頂きます。放射線科部長 前岡伸彦

当放射線科では、放射線科診断専門医1名、放射線技師9名、受付1名の計11名の体制です。今年の平成22年6月より診断専門医が常勤となりました。従来通りNET診断も継続し、常時読影・診断可能な態勢としていま す。 常設する検査機器には、放射線診断装置として一般撮影装置、透視装置(CR&DR)、マンモグラフィー、骨塩測定装置に加えて最新鋭の多列CT(ドイツ  シーメンス社製:128列MSCT)を、また非放射線診断装置であるMRI(磁気共鳴画像検査装置:ドイツ シーメンス社製3.0-Tesla)を完備しています。 また現在、近日中に血管造影&腹部IVR治療も可能となるよう準備を進めています。病院全体としてはフィルムレス環境にあり、特にCT&MRI検査に関し て、検査終了後は可及的速やかに報告レポートを作成・提供が可能なようにPSP社のレポーティング・システムを導入し、診断専門医の方でレポート作成作業 を行っています。検査結果報告後は院内LANにより、いずれの部署からでも検査済み画像と共に報告レポートの閲覧が可能となります。放科常勤医が他の業務 等で不在の場合には、NET診断を利用し極力報告漏れを防ぐ態勢をとっています。

また院内の入院・外来からの検査ばかりではなく、外部からの検査依頼の要望にも答えるべく平日の通常業務日には積極的に引き受けて検査を施行しています。 因みに、昨年度のH23年実績としては、総計ではCT検査は6385件、MRI検査は2505件で、このうち外部の病医院からの依頼検査はCTが385 件、MRIが460件となっており、ここ数年は増加傾向にあります。他、造影剤使用による造影検査(DIP、IVP、DIC等)なども、可能な範囲で要望 にお応えしております。

最近では、古くからの「放射線科」の呼び名よりも“画像検査科”や“画 像診断科”あるいは“画像診断センター”等の呼び名の方が全国的に一般化してきている印象を受けます。検査画像に関することであれば、放射線診断装置・非 放射線診断装置や造影検査の適応の可否、或いはそれら使用後の造影剤副作用などに関して何時でもコンサルトは可能かと思いますので、お気軽に当科の方まで お尋ね下さい。可能な範囲でコンサルトや検査前後の相談に乗らせて頂きたいと考えています。また今後、検査依頼上での利便性の更なる向上も同時に図って行 きたいと考えておりますので、これからも宜しくお願い致します。

医師紹介

放射線科部長 前岡伸彦
【専門診療科目】 放射線科
【卒業年次】 昭和61年
【資 格】 放射線科 専門医
放射線診断 専門医
【今後の方針】 放射線科全体の底上げと、フット・ワークの軽い、機動性に富んだ、レスポンス速く、ミスの少ない、明るく、まとまりのある放射線科の構築を目指します。